一人のお客様を大切にする。

実は経営や、その他なんでも相談という名のアドバイザーを少しだけしています。
私から伝えられることは有名なコンサル方々のようにすぐに役に立つ(数字的結果を出す)ノウハウを伝える事に軸はおいていません。(お話頂いた時に、私は初めからそこは相手の方へいつもお伝えしています)
その部分にコミットが欲しい方はその分野に長けている方へお願いした方が効率的で良いですし、そういった方がすでに沢山存在しているから私がしなくても良いと思っています。
私は、不安な気持ちを一緒にもち、少しでも前向きにしていけるように何に対して不安なのかを客観的にお話を聞かせて頂きその上でのアドバイザーとありたいと思っています。
基本的に女性経営者さんの方へのアドバイスをさせて頂いています。私自身が悩みの気持ちが痛いほどわかりますし、何度も苦しい経験してきているのと、大きく失敗もしているからこそ、その相談してくださる方へは同じように舵を切らないように心を込めて最善策を考えて行っています。
先日、毎月セッションしている女性経営者の方と先月の行動の洗い出しや今の心の状態や悩みのブレストをしてから、どんな行動をとるかを話しながらを決めていくのですが、そんな中、
「私の先輩がハナさんのことを知っていて私はその方にコンサルしてもらってるって言っておきました!」
いや、びっくり。しかも雑誌をみてくれていたとのこと。そういえば、一応ワタクシ、プレッピー、ボブ、しんびようにに載りましたね…!
「鎌倉住んでる人でしょー、って住んでるとこも知っていて私もびっくりしました(^^)」
いや、とても嬉しいな、と純粋に思いました。私からしたら、私が知らない方にもワタシを知ってもらえているって凄いことです。
有難いなと。
でも一番嬉しいと思う点は、そのアドバイスさせて頂いている女性経営者さんが嬉しそうにその話をしてくださったことです。
私は、経営者としても美容師としても、まだまだ勉強しなくてはいけないし、成長しないといけない立場でありながら、私にお願いをしてくれるその大切な一人のお客様を全力でサポートしたいですし、幸せになってもらいたい。
美容師としての仕事でも同じ気持ちです。
自分のことを信頼してくれる人に残念な気持ちにさせること。自分の努力不足で結果を出せないことで相手を傷付けたくないと心から思います。
“同じことを常に同じ品質で仕事をする。”
これは実は、とても難しいことです。でも、この部分を疎かにしてしまえば、ちょっとずつ、『このくらいでいっか』の気持ちが芽生え、楽な方へと簡単に心は流れて行きます。そして積み重ならない日常の時間の流れとなり、一年後に覆せないほどの差になり、高い壁となりうるでしょう。
積み重ねていくことは、とてつもない繰り返しの努力からしか生まれないのではないでしょうか。
ジャンプしていきなり美味しい果実を手にできることでは決してないということですよね。たとえあったとしてもそれは実力や経験として語るには難しく、相手の心にも響くはずがないと思います。
小さく思える仕事だとしても、全力で相手の立場になって最善を尽くし心と時間を相手に、仕事に使い、向き合えるかどうか。
一緒に笑える時間にできるかどうか。
苦しくてもやりたくないことでも、努力してやり遂げたと自分へ自信をもって言えるかどうか。
このくらいでいっか、という自分で収まるのか。
私はやり遂げたと最後に言える自分でありたい。
あなたはどちらを選びますか?